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収益不動産・・・「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」

2017.03.14 16:34
ニッセイ基礎研究所から気になるトピックスを見つけましたので転載します。
 
最近書店に行きますと、個人不動産投資家いわゆるサラリーマン大家さんに関する書籍がズラッと並んでおり、不動産投資の人気ぶりが伝わってきます。
しかし、仙台市内の賃貸入居率に目を向けてみますと、震災以降90%以上を確保していた状況でしたが、震災から6年が経過した今年に入り、徐々に空室が目立ち始めてきた感が否めません。
 
不動産鑑定士の先生方が不動産鑑定の際に基準とする《不動産鑑定評価基準》の中に「超過利潤は競争を惹起し、競争は超過利潤を減少させ、終局的にはこれを消滅させる傾向を持つ。不動産についても・・・」という文言があります。
 
永遠に上昇し続ける不動産は存在せず、いつの日か『適正価格に収束する時期』が訪れます。
 
不動産業界に携わるベテランたちでさえ、不動産の売り時と買い時を間違えることはザラにある程、この収束時期の見極めは難しいものです。
不動産投資家として成功し続ける為に、いくつかのデータを組み合わせて今後の不動産動向を予測し、保有不動産を十分なキャピタルゲインが出るタイミングで売却することが理想です。
このタイミングを見間違えると、大規模修繕によるキャッシュフローの悪化、不動産担保評価の低下などによる投資利回りの悪化などに繋がります。
不動産投資は、「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」により最終的な収益が決定します。
買い時以上に売り時を慎重に見極めなければ、常時満室に近い状況で稼働させてインカムゲインでプラスであっても、売却時のキャピタルゲインでマイナスに転じてしまっては、保有時の努力が水の泡です。
残念ながら、多くの個人不動産投資家の方々が売り時を真剣に考えていないように見受けられます。
 
「今が売り時」とは言い切りませんが、仙台市内の賃貸入居率などから「売り時が近づいている」ように、近頃感じております。
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